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2021/05/27 21:26

えんどう豆ミートおよび植物性ミートが注目されるわけ

「えんどう豆ミート」とは、えんどう豆たんぱく質で作った代替肉です。

いま、大豆やえんどう豆など植物性素材で肉の食感を再現した代替肉(植物性ミート)が注目されています。

近い将来、世界の人口増加に伴い安定した食糧供給、特にたんぱく質供給が難しくなると考えられており、持続可能な食のあり方が課題として浮上するなか、植物性たんぱく質の可能性がクローズアップされています。


えんどう豆ミートの原材料と安心の製法

ソライナ が「えんどう豆ミートで作ったキーマカレー」に使っている「えんどう豆ミート」は、黄えんどう豆を原料にしています。日本ではあまり食卓にのることがない黄えんどうですが、ヨーロッパや地中海地域では古くから食べられています。

えんどう豆の栄養成分を見ると、デンプン50%、たんぱく質25%、食物繊維14%、糖質6%、脂質2%。

このままではたんぱく質よりデンプンの割合が多いのですが、えんどう豆を粉砕した後に、たんぱく質を分離抽出します。これがアミノ酸バランスの良いたんぱく質として、加工食品やサプリメントに利用されます。残ったデンプンも、もちろん食品素材として利用します。

黄えんどう豆の生育は、水を多く必要としません。1kg生産するのに必要な水の量は50Lと言われています。米1kgの生育には3.6トン、大豆は2.5トン必要ということですから、黄えんどう豆は格段に少ない水の量で栽培できます。

また、黄えんどう豆は根粒菌と共生しているため、大気中の窒素を栄養として取り込むことができます。そのため窒素肥料を使わずに生育できます。

また、生育に伴うCO2の排出量が少ないことでも注目されています。

つまりえんどう豆は、水資源・土壌・温暖化対策の面から、持続可能性を秘めた植物性たんぱく質なのです。


えんどう豆ミートの安心安全な製造方法

えんどう豆ミートは、えんどう豆から分離抽出したたんぱく質を、同じくえんどう豆から取り出したデンプンと混合したのちに、成形して作られます。つまりえんどう豆ミートの原料はえんどう豆だけ、いたってシンプルなのです。

ちなみにえんどう豆は、大豆のように脂質を多く含まないので、脱脂する手間や溶剤も必要ありません。

これが、えんどう豆ミートとして加工された姿です。

 

調理の時には水戻しします。今回はキーマカレーに入れたので、ひき肉サイズに小さく切ってから調理しています。


えんどう豆ミートで作ったキーマカレー

「えんどう豆ミートで作ったキーマカレー」は、えんどう豆たんぱくを活用したエコフレンドリーなキーマカレーです。

と同時に、えんどう豆たんぱくを使うことで、次のようなメリットが生じました。

  1. 1 カロリー低め
  2. 2脂質低め
  3. 3たんぱく質アップ
  4. 4アレルギー特定原材料28品目不使用(大豆を使っていない代替肉なので)
  5. 5ビーガンや体質のためにお肉が食べられない方も、みんなで美味しく食べられる

えんどう豆ミートを使うことで、未来の地球に優しいだけでなく、自分の体に優しく、そして食の制限がある方もそうではない方もみんなで一緒に楽しむことができるレトルトカレーが出来上がりました。

本物のお肉に比べると、まだまだ風味に欠けるなど弱点もあるえんどう豆ミートですが、調理によって美味しく楽しむことができます。次世代たんぱく質としての魅力満載「えんどう豆たんぱく」を使ったキーマカレーをぜひお楽しみください。

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